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ヒューマン・コミュニケーション・クラブ(HCC)は、新しいビジネスを創造し、ヒューマンな結びつきを大切にする異業種交流会です。

HCC活動の中核をなしたプロジェクト

HCCの活動の上で重要な位置を占めるのが、会員相互の集まりにおいて自主的に行われる「分科会」活動である。
分科会の場で新しい事業の可能性を秘めたプロジェクトについての調査・研究・構想が進められ、月例会において随時進捗状況が報告される。
また、分科会から発展した段階で行われるものに研究会の存在があげられる。原則的にHCC内部のメンバーのみによって構成される分科会に対して、研究会はHCCのメンバーを主体としつつも、HCCの活動とは別の部分でより広範囲な問題、あるいは具体的な事業についての可能性が取り上げられる。
しかしながら、研究会もまた分科会活動の延長線上にあることを考え合わせると、これまでのHCCの活動の上で、分科会の果たす役割が非常に重要なものであったといえるのではないだろうか。
※LINK1992年6月号より転載。

農村塾分科会:「村づくり」の事業化に取り組む

21世紀へ向けて農業の振興と農村の発展・活性化を図る−こうした趣旨のもと、農林水産省が中心となって進められている「21世紀村づくり塾運動」。
その運動の中核として設立されたのが「財団法人21世紀村づくり塾」である。
また、その支援グループとして参加企業で組織される「塾友会」が全国に設立されている。これは、各地で運動の推進ならびに円滑な運営に協力し、支援を行っていくものである。
こうした21世紀村づくり塾にHCCとして参加し、塾友会の中で積極的に活動することで、「村づくり」を事業として発展させていこうというのが、HCC農村塾分科会の目的である。90年5月17日の月例会において新規分科会として発表され、同年11月21日の第1回地域開発研究会(HCC農村塾分科会)が行われた。
農村塾分科会の活動としては(財)21世紀村づくり塾の組織に、任意団体である当HCCが会員として正式に参加し、
情報収集活動を行うとともに、HCC独自の研究課題として、山梨県の明野地域をとり上げ、91年12月から多聞酒造
との協力によって、明野地域の活性化問題に取り組んでいる。


ハートランドシステム分科会:新しいタイプのシルバー向け事業の提案

HCCの分科会の中では最も早く活動を開始した分科会である。
89年10月18日の第一回評議会において提案が行われ、翌11月14日には第一回の分科会を開催。
活発に研究・調査が進められた。 「ハートランドシステム」とは、高齢化社会に向けた新しいタイプの生きがい事業のこと。
人生80年に対し、45〜50歳以上からを対象とした新しい生きがいを事業としている。
現在の55歳、60歳の停年に惑わされることなく、新しい第2の人生を目指せるよう、高齢化のリクルート問題から心身の健康を含めた、健康でアクティブな
コミューンとしてのハートランドシステムを創出しようというのがその骨子である。
志向に合わせて、ヘルシーライフサービス、ホビーライフサービス、生涯学習サービス、情報サービス等のサービス機能を持った新しいコミュニティの提案等、具体的な構想がまとめられた。 その後、具体化に向けて準備作業が進められているところである。
   


苫東分科会:「職・住・遊」近接の新産業複合都市構想

90年1月29日の第4回評議会において「苫小牧東部工業団地開発について」提案され、5月の例会で新規分科会としてスタートした。
同年7月の月例会では苫小牧東部開発㈱の長井部長を招きプレゼンテーションを行い、構想をさらに具体化。
91年4月23日、北海道開発庁、北海道庁、苫小牧市、苫小牧東部開発㈱に対して正式提案を行った(『環』VOL.5にて特集)。
その後、6月にHCCとして苫小牧東部工業基地を視察し、苫小牧東部開発株式会社関係者との討議を重ねている。
1973年に開発が始まった苫小牧東部工業基地は総面積11,250haという広大な敷地を有している。
当時の花形基幹産業であった重工業系の工業団地として開発計画がたてられたが、その後のオイルショック等による産業構造の変化によって広大な敷地の多くが未使用のまま取り残されている。
そこに「職・住・遊」の3つの機能が近接した「新産業複合都市」の建設を目指すのが、苫東分科会の構想骨子である。
都市デザインは、都市開発・商業施設のデザインで国際的に評価の高いジョディ・パートナーシップ社(J.P.I)に依頼。
地域の特性を活かした、緑あふれる都市デザインが完成した。
91年4月の提案以来、新たな段階に入った苫東分科会では、これまでの研究の成果を集大成した冊子を製作(92年5月に完成)。構想の実現化に向けて、さらに努力を続けているところである。